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eBayせどりは違法?合法的に稼ぐためのポイントを徹底解説!

前田匡人

「eBayせどりって違法じゃないの?」

「海外取引だから規制とか心配…」

「トラブルに巻き込まれたくないけど、大丈夫かな?」

せどりの中でもeBayは海外取引となるため、法的な部分で不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

国内のAmazonやメルカリと違って、海外への販売となると様々な規制やルールが関係してきます。

知らないうちに違法行為をしていた」なんてことにもなりかねませんよね。

結論からお伝えすると、eBayせどりは正しいルールを守れば、安心して海外に輸出し利益をあげることができます。

この記事では、

  • 違法と言われるケース
  • eBayせどりで違法となる6つの危険な具体例
  • eBayせどりを安全に行うためのポイント

について、詳しく解説していきます。

るか
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eBayやAmazonなど国内外のせどりに携わり、違法になることなく利益を出してきた経験から、法的なリスクを避けるためのノウハウをお伝えします。

この記事を読めば、eBayせどりの法的リスクと対策を理解し、安全に取引を始められ5万円や10万円なら誰でも稼げるようになりますよ。

eBayせどりはルールを守れば違法になりません

eBayせどりは、「違法なのでは?」「危険なビジネスでは?」と不安に感じる方も多いかもしれません。

しかし、eBayせどりはれっきとした合法ビジネスです。

むしろ、海外のバイヤーからは「日本の商品を手に入れられて感謝」という声も多く、適切に運営すれば大きな収益が期待できるビジネスモデルと言えます。

ただし、海外取引ならではの規制やルールがあるため、知っておくべきポイントがいくつかあります。

まずは、eBayせどりの基本的な仕組みから見ていきましょう。

eBayせどりの基本的な仕組み

eBayせどりとは、主に日本国内で商品を仕入れ、海外のバイヤーに販売するビジネスモデルです。

基本的には、以下の流れに沿って商品を販売します。

  1. リサーチ:売れそうな商品を探す
  2. 仕入れ:主に日本国内で商品を購入する
  3. 出品:商品を出品する
  4. 受注:海外のバイヤーから注文を受ける
  5. 発送:商品を海外へ発送する
  6. 取引完了:代金を受け取り、取引を完了する

また、販売方法には固定価格方式とオークション形式の2つがあり、その違いも合わせて覚えておきましょう。

固定価格方式オークション形式
出品者が設定した価格で販売入札制で最高値をつけた人が落札
「Buy It Now(今すぐ購入)」で即決で購入できる希少価値の高い商品に適している
在庫管理が容易より高値での販売が期待できる

さらに、在庫管理は2つの手法に分かれています。

  • 有在庫:事前に商品を仕入れて在庫を持った状態で販売する方法
  • 無在庫:注文が入ってから商品を仕入れて販売する方法

以上のように、eBayの基本的な仕組みを理解していただいたところで、次はeBayせどりが違法と言われるケースついてご紹介していきます。

eBayせどりが違法と言われるケース

eBayせどりが違法と言われる主な理由は、一部の悪質な販売者による不適切な取引が社会問題化したことにあります。

具体的には以下の3つの行為が問題視されています。

無許可での商品販売に関する問題
  • 古物商許可を取得せずに中古品を販売
  • 酒類や医薬品など、特別な許可が必要な商品の無許可販売
  • 販売権のない商品の取り扱い
商品の真贋に関わる問題
  • コピー品や偽造品の販売
  • 知的財産権を侵害する商品の取り扱い
  • 商標権や著作権を侵害するような出品方法
不適切な取引方法に関する問題
  • アンダーバリュー(関税回避のための虚偽申告)
  • 輸出入禁止品目の取り扱い
  • 各国の規制に違反する取引

以上の行為は、発覚した場合に懲役刑や高額な罰金が科される可能性があり、一度違反を犯すとeBayのアカウントも停止されてしまいます。

るか
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eBayせどりで成功するためには、違法となる具体的なケースをしっかりと理解し、適切なルールに従って運営することが重要です。

eBayせどりで違法となる6つの危険な具体例

eBayせどりでは、知らないうちに法律違反を犯してしまうケースが増えています

多くの場合は、「知識不足」や「安易な判断」が原因です。

違法と判断された場合、最悪のケースでは懲役刑や罰金が科される可能性もあります。

また、一度違反を犯すとeBayのアカウントが永久停止となり、二度とビジネスを行えなくなる恐れもあります。

まずは「古物商許可を取得せずに中古品を販売するケース」から、具体的に見ていきましょう。

違法パターン①古物商許可を取得せずに中古品を販売

古物商許可を持たずに中古品を販売することは、古物営業法違反として厳しく罰せられる行為です。

仮に古物商許可を取得せずに中古品を販売した場合

  • 3年以下の懲役または100万円以下の罰金
  • もしくはその両方が科せられる可能性がある

参照元:警視庁 古物営業法

古物商許可が必要な理由は、主に3つあります。

  • 盗品などの不正品の流通防止
  • 中古品取引の透明性確保
  • 犯罪の予防と被害の早期回復
るか
るか

要は犯罪に利用されることを防止するために、古物商許可があるんですね。

では、実際に古物商許可が必要になるケースを見てみましょう。

古物商許可が必要となるケース

転売目的で中古品を仕入れる場合

  • メルカリやヤフオクでの仕入れ
  • リサイクルショップでの仕入れ
  • 個人からの買取り

一方で、例外的に古物商許可が必要ない場合もあります。

例外的に古物商許可が不要なケース

転売目的で中古品を仕入れる場合

  • 自分の不用品を販売
  • 新品の転売
  • 自分で制作した商品の販売

身の周りにあるものを売るくらいなら古物商許可は必要ないけど、本格的に仕入れして販売する場合は古物商許可が必要なんですね。

もし古物商許可を取得せずにせどりを始めているなら、違法状態なのですぐに申請しましょう。

なお、古物商許可は管轄の警察署で申請可能で、取得までは最低でも1ヶ月以上はかかります

違法パターン②禁制品・規制品目の販売

禁制品・規制品目の販売は、日本の法律だけでなく、相手国の法律や国際条約にも違反する可能性がある重大な違法行為です。

主な禁制品・規制品目は、以下のとおりです。

完全禁制品
  • 麻薬・覚せい剤
  • 銃器・武器
  • 偽造通貨・有価証券
  • 児童ポルノ
許可・証明が必要な規制品
  • 医薬品・医療機器
  • 化粧品
  • 食品
  • ブランド品

以上の商品を販売もしくは無許可で販売した場合、大きなリスクが伴うでしょう。

実際に懲役や罰金を科されるケースや、多額の賠償金を請求されるケースなどもあります。

るか
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許可・証明が必要な既製品については、実際にeBayでも販売されている方も多いです。

まずは、自分が販売する商品が禁制品や規制品目にひっかかっていないか、確認することから始めましょう。

違法パターン③知的財産権を侵害する商品を販売

知的財産権を侵害する商品の販売は、著作権法や商標法違反となり、重大な法的責任を問われる行為です。

例えば、著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した場合、

  • 十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金
  • もしくはその両方が科せられる可能性がある

参照元:e-Gov 法令検索

「知らなかった」という言い訳は通用せず、厳しい罰則の対象となります。

違法となる理由として、以下のものが挙げられます。

  • 創作者の権利侵害
  • 企業のブランド価値の毀損
  • 消費者の信頼の裏切り
  • 市場の健全性の阻害

ここからは、実際に違反になるケースを学んでいきましょう。

著作権侵害による違反
  • アニメやゲームの海賊版を販売した
  • キャラクターの無断使用した商品を販売した
  • 音楽・映像の不正コピーした
商標権侵害による違反
  • ブランド品の模倣品を販売した
  • ロゴの無断で使用した
  • 偽ブランド品を販売した
るか
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「ちょっと画像を拝借」と軽い気持ちでいても、立派な犯罪になりますので、注意が必要です。

違法パターン④アンダーバリューでの販売

アンダーバリュー(実際の取引価格より低い価格で申告すること)は、関税法違反となる重大な違法行為です。

例えば、アンダーバリューでの販売した場合、

  • 5年以下の懲役または千万円以下の罰金

参照元:e-Gov 法令検索

ただし、具体的な罰則の適用は、不正の程度や状況によって異なる場合があります。

アンバーバリューをバイヤーが求めてくる主な理由は、

  • 関税の節約:高額な商品は関税が高くなるため
    ※関税の支払い義務は、バイヤー側にあります
  • 付加価値税(VAT)の回避:欧州の特定の国では金額によって税金が免除されるため

よくあるバイヤーからの要求例は、以下のとおりです。

「ギフトとして発送して」
「実際の価格より安く申告して」
「関税を安くしたい」

るか
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以上のようにバイヤーから要求されても、絶対に応じてはいけません。

違法パターン⑤酒類など許可が必要な商品の無許可販売

酒類や医薬品など、特別な許可が必要な商品を無許可で販売することは、重大な法律違反となります。

例えば、酒販免許を取得せずに販売した場合、

  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金

参照元:e-Gov 法令検索

立派な犯罪なので、酒類などを販売するなら免許等を取得しなければなりません。

許可が必要な主な理由は、以下のとおりです。

  • 公衆衛生の維持
  • 税収の確保(酒税など)
  • 品質管理の徹底
  • 安全性の担保

もし、許可を取って販売したい場合は、各規制対象の商品ごとに許可を申請する必要があります。

規制対象商品必要な許可等
酒類・酒類販売業免許
・酒類輸出業免許
医薬品・医療機器・薬事法に基づく許可
・販売管理者の設置
その他・化粧品(製造販売許可)
・食品(営業許可)

国民の健康や安全に直接関わるため、厳格な規制の対象となっています。

違法パターン⑥各国の輸出入規制に違反する取引

各国の輸出入規制に違反する取引は、国際法違反として厳しく取り締まられます。

輸出入規制が行われている理由は、

  • 国家安全保障の維持
  • 自国産業の保護
  • 文化財の保護
  • 消費者の安全確保

などが該当します。

主な輸出規制のパターンは、以下のとおりです。

輸出規制
  • 文化財や美術品
  • 戦略物資
    ※通常は平和利用していて、使い方により武器・兵器になる可能性のあるもの
  • 希少動植物
  • 先端技術製品

海外取引では、日本の法律だけでなく、取引先の国の規制にも従う必要があるので注意しましょう。

eBayせどりを安全に行うための4つのポイント

これまでに説明したとおり、eBayせどりを安全に行うためには、法律やルールの理解が大切になります。

なぜなら、違反した場合は厳しい処罰の対象となってしまうからです。

しかし、必要な対策を事前に取り、正しい知識を持って運営すれば、eBayせどりでは十分に収益が期待できるビジネスモデルとも言えます。

まずは最も基本的な対策である「古物商許可の取得」から、具体的な方法を見ていきましょう。

みなさんが安全にeBayせどりを始めるための第一歩となります。

ポイント①古物商許可の取得してから販売する

古物商許可の取得は、安全にeBayせどりを始めるための必須条件です。

中古品を取り扱う際に必要な資格で、管轄の警察署で申請できます

申請手順は、以下のとおりです。

必要書類を準備・作成する
  • 古物商許可申請書
  • 住民票
  • 身分証明書
  • 略歴書
  • 誓約書
  • その他警察署指定の書類
管轄警察署に申請書類を提出
  • 合わせて申請手数料(約19,000円)を納付
古物商許可証を受け取る
  • 提出した警察署へ受け取りに行く
  • 身分証明書や印鑑を持参

なお、申請してから取得まで1ヶ月以上かかることもあるので、いつから中古品を販売するのか逆算して取得スケジュールを決めましょう。

るか
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申請=許可されたわけではないので、フライングで中古品を販売しないよう気を付けてください。

ポイント②各国の法規制を確認する

海外取引では、日本の法規制だけでなく、取引先となる国の法規制も遵守する必要があります。

例えば、違法取引の防止やスムーズな通関手続きの実施、トラブル回避などについて事前に法規制を確認しておけば、より効率良くeBayせどりを行えるでしょう。

主な確認事項

輸入規制
  • 禁止品目の確認
  • 必要な許認可
  • 関税率
  • 検疫基準
商品規制
  • 安全基準(CEマークなど)
  • 表示義務
  • 販売制限
  • 年齢制限

上記の輸入規制や商品規制について確認するには、以下を参考にしてください。

  • 各国税関のウェブサイト
  • ジェトロの情報
  • 現地の規制当局
  • 通関業者への相談

なお、法規制は随時更新されるため、定期的な確認が必要です。

ポイント③eBayガイドラインを遵守する

eBayガイドラインを遵守することは、アカウントを守るためにも大変重要です。

違反した場合、出品の削除やアカウントの停止など、厳しい措置が取られる可能性があります。

特に重要な遵守事項は以下の3点です。

商品説明の正確性
  • 虚偽や誤解を招く表現の禁止
  • 認定販売者でない場合はその旨を明記
  • 商品状態の正確な記載
知的財産権の尊重
  • 他者の画像や説明文の無断使用禁止
  • メーカーロゴの適切な使用
  • 偽造品・模造品の出品禁止
出品ルールの遵守
  • 禁止商品の確認
  • 適切な商品カテゴリーでの出品
  • 検索操作の禁止

参照元:eBayポリシー

各国の法規制同様、eBayのガイドラインも定期的に更新されるので、随時新しい情報を入手するようにしましょう。

ポイント④トラブル回避のための具体的な方法を学ぶ

eBayでトラブルを回避するためには、予防的な対策を講じることも重要です。

特に出品時の注意点を押さえることで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

出品時の注意点
  • 商品の真贋確認を徹底する(商品が本物かどうかの確認)
  • 自分で撮影した写真を使用する(他人の画像を流用しない)
  • 商品の状態を詳細に記載する(傷も隠さずに記載する)
  • 説明文は簡潔かつ正確に記載する
るか
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出品時の注意点は、他にも細かく設定されているので、詳しく知りたい方は下記のサイトをご覧ください。

取引上の注意点
  • 商品発送はできるかぎり早く行う
  • バイヤーとの丁寧なコミュニケーション
  • 返品ポリシーの明確にする(返品対応もしくは返金対応など)

不明な点がある場合は、必ずeBayの販売サポートに確認するか、専門家に相談することをおすすめします。

eBayせどりはルールを守れば違法じゃない!

今回は、eBayせどり(転売)の違法性や安全な運営方法についてご紹介しました。

eBayせどりを合法的に行うためには、以下の手順で進めることが重要です。

  • Step①:必要な許可や資格を取得する(古物商許可など)
  • Step②:各国の法規制やeBayのガイドラインを理解する
  • Step③:具体的なトラブル回避策を実践する

「儲からない」というイメージを持たれがちなeBayですが、ルールを守って運営すれば、実は大きな可能性を秘めています。

特に日本からの輸出ではアニメグッズや伝統工芸品など、海外で売れるものが数多くあり、月10万円・20万円を稼ぐことも十分可能です。

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初心者の方も、一つずつステップを踏んで準備を進めていきましょう。

今後も、eBayせどりで成功するためのノウハウをご紹介していく予定です。

ぜひ、読んでくれたらうれしいです。

既にeBayせどりを始められていて、なかなか利益が出ていない方は、以下のページもご覧ください。

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プロフィール
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せどりママ
こんにちは!20代のせどりママ、るかです。

子育てをしながら、「このままじゃやばい」と感じてせどりを始めました。
最初は不安でしたが、物販スクールに参加したり、仲間と情報交換する中で、月に10万円〜20万円を安定して稼げるようになりました!

このブログでは、月に5万円を稼ぎたい方向けに、私の経験や役立つ情報をお届けします。
一緒に成長していきましょう!
もし気になることがあれば、気軽に教えてくださいね♪
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